Case Study

Yasuko Takahashi tax accounting office
2018.10.04 Case Study : 起業の成功例より、失敗例を知っておくことが役に立つ。

 

起業初年度のリスク1 :期待していた顧客との取引がまとまらない

 起業当初それまでのお付き合いの深さから、「独立後はお客さんになってもらえる」と期待していた相手がいるでしょう。ところが、そのような見込み客が、実際には顧客になってくださる確率は、相当低いものです。起業時の見込み顧客が、消滅してしまうと確かに相当落ち込みます。

 しかし「ビジネスで新たに人間関係を構築していくには、1年近くはかかる」と肝に銘じましょう。

また、当初から、売上のことを意識しすぎると、相手にも見透かされて良好な人間関係は築けません。相手にとって、何が必要かその事業を軸に少し広い範囲でお役に立てることはないかと考える姿勢が営業に結びついていくのです。

起業初年度のリスク2 :  逆営業に気を付けて

 起業しますとどこから知ったのか不思議なくらい営業をかけられます。起業したけれども右も左もわからないような状況にあるとき、「集客をお手伝いします」とか「ネット環境が脆弱なので、最新の状況にしなければなりません。当社にお任せください。」とか、何となく不安に思っているところを突かれると、ふらふらとその営業に乗ってしまうことがあります。共同事業を装ってなにがしかの出費を迫ってくる場合もあります。しっかりした相談相手がいれば、相談して客観的な意見を聞き冷静に対処しましょう。 例えば、税理士などしっかり顧客の立場を理解してくれる専門家に相談することも選択肢です。

起業初年度のリスク3 :大物狙いで資金が回らない 

 起業する前からのアイデアで幸運にも大きな取引が成立しました。しかし、そのために出費がかさむ、時間もかかるという場合、日々の運転資金が足りなくなる恐れがあります。起業当初に十二分な資金がありそのような心配が不要のケースは別として、その計画が実行から実現に至るまでの経費は、入金より先行しますからすぐ資金繰りに困ることになります。 

 起業間もないころつまり23年は、小さな売り上げを大事に積み重ねることが大事です。 

アイデアに優れ、大きな夢を抱くことはもちろん必要ですが、足元や目先の小さな取引も大事に拾っていき、信用を積み重ねることも将来の大きな取引につながると考えましょう。

起業初年度のリスク4 : 獲得した顧客も零細企業で、経営不安定です。 

 起業しますと営業の難しさが身に沁みます。DMやホームページや知り合いへの声掛けなど幅広く営業してみてもそう簡単には集客できません。その中でコツコツと顧客を獲得していきますが、その顧客自体も零細で資金繰りに窮している場合が良くあります。 

 商品を引き渡し、請求書を発行してもすべてが、入金するとは限らないのです 

入金が遅れることもありますし、その顧客の事業自体が消滅し売掛金を回収することができない(貸倒れといいます)ケースもあります。例えば、システム設計や、住宅建築など完成までに時間を要するものは、その間に外注先や材料仕入れの支払が先行して結構な資金が必要になります。そのような場合は、顧客に理解を得るよう努力して中間金や着手金といった事前のキャッシュフローを確保するようにします。


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