高橋康子税務会計事務所

Yasuko Takahashi tax accounting office
経営相談例

人気商品が売れなくなってしまったので、在庫の負担から大幅な利益減になってしまった!

  在庫の動きと会計処理の関係を知る

在庫とは、そこに会社の資金が眠っていることを意味します。在庫の動きが順調であれば投下した資金が売上高として利益を含んで回収されていきます。

本来は、毎月末に棚卸を実施し、販売計画が予定通りに進んでいるかどうか検証すべきです。しかし、このケースの場合は、棚卸をせずにいつの間にか売れない商品を抱え込んでしまっていたのです。在庫管理の重要性がおろそかになっていたケースです。決算時に棚卸を実施してようやく正確な売上高総利益を知ったというパターンです。

売れなくなってきた商品は、もっと早めに処分するなり対策を取るべきでした。

今後は在庫の管理にも意識を向けて、販売状況をみながら仕入れ調整ができるよう毎月末に棚卸を実施することにしました。毎月末に棚卸高を把握して、それを会計に取り込んでいけば、社長は月次レベルの売上高総利益の動きを知ることができます。毎月の試算からいわば月次決算書を見ることができるのです。そのために、試算表の見方を取得して頂けるよう訪問時には毎回試算表の説明をしていくことにしました。

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